佐藤和子と田中実

Web系おっさんエンジニアのブログ

就職・転職活動する人に伝えたいこれくらい準備しとけな話

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SE採用の面接官をやることが結構多いので、その時に感じた話を。

 

一番感じることは「えっ、何も準備してないの?」って感じの人が結構多いこと。

 

「適当に話合わせて盛り上げればOKっしょ」くらいに思っているのか、内容が薄かったり、同じ話何度もしてたり、適当に話してるから「あれ?さっきと言ってること違くない?」ってことがあったりと、まあうんざりします。許されるならすぐに面接終わりにしたくなります。どんな人物かあらかじめ把握しておこうと、履歴書や職務経歴書を熟読した時間を返して欲しくなります。

中にはすごいスキルは高そうなのに面接が下手すぎて、幹部から好感を持たれずに落ちてしまうもったいない人もいます。

 

なので、最低限以下のことはやって、つまらないことで損しないようにして欲しいです。

 

会社の主力事業くらい把握しておいて!

 

Webサービス提供している会社なら必ず「弊社のサイト使ってみてどう思いましたか?」という質問すると思うのですが、「お前TOPページしか見てないだろ」としか思えない回答が返ってきてゲンナリすることがよくあります。

 

その会社の全ての事業を把握する必要はないです。大抵の場合、一つの事業で大きく稼いでいて、それ以外は薄利かむしろ赤字かです。なので、稼ぎ頭くらいはよく調べておきましょう。

コンシューマ向けに商品やサービスを提供しているもので高額でないものは実際に購入・利用してみて、感想を言えるようにしておきましょう。

それから、「こうしたらもっと良いものになる」という意見を一つ以上作りましょう。後述しますがそういう意見が言えるとかなり好印象です。

 

やりたいことを明確に!

 

「やりたいことがあるからその会社に入るのではなく、その会社の社員になりたくてその会社に入る」って人多いと思います。特に若い人。大企業大正義な人。日本人特有の考え方って話もあったりします。

私も若かりし時はそうだったんですがw。

面接していても、そう考えている人は伝わってきます。「入れてくれたらなんでもやります!」みたいなオーラが。

 それはそれで悪いことでもないんですが、どうしても「うちじゃなくてもどこでもいいんじゃね?」みたいに見えるので、熱意重視な面接官にはイマイチに見えてしまいます。

 また、「○○○をやりたいんです!」ってはっきり言ってしまうと、面接官から「あー今回はその採用じゃないんだよねー、それでも大丈夫?」とか返されて印象がかえって悪くなってしまうんじゃないかと心配になることもあると思います。

安心してください。そんなことでやぶへびになったりしません。希望は希望です。むしろ、そういうはっきりやりたいことを語ってくれた方が、面接官もワクワクしますしもっと話を聞きたくなります。熱意も伝わります。

「○○○をやるために御社に入りたいんです!」と語れるものを一つ以上作りましょう。

 

自信を持って自分をプレゼンして!

 

履歴書にはいい感じに自信満々に書いてあるのに、面接になってから誇張して書いたことを後悔するのか、ヒヨって控えめになっちゃう人がいます。

「前職のこのPJ、素晴らしい結果出してますね!」

「あ・・・それは・・・自分一人でやったわけではなくて・・・」

 みたいな感じの。

もうそこは誇張は誇張のまま通してください。面接する側も察して気づいています。ヒヨられると、すごく頼りなく見えてかなりマイナス印象です。

 それから、自分を商品だと思って、一押しの部分売り込んでください。過去の成功経験をだらだら並べてスゴイ感出そうとする人いますが、聞かされている方は「早く結論を出せよ・・・」とうんざりしています。「コーディングには自信があります!」とか「チームをまとめる力は誰にも負けません!」とかはっきり言ってくれた方がよほど印象に残ります。

 

最後の質問は最低3つは用意しておいて!

 

面接の最後には鉄板で「何かそちらから質問ありますか?」という質問コーナーがあるので、3つはあらかじめ用意しておいてください。

「特にないです」は絶対言っちゃダメです。やる気ないように見えます。

「特にない」気持ちは大いにわかりますが、ひねり出してください。

オススメは未来の事業の方向性の質問です。「〜は今後どのような展開を予定されてますか?」とか「海外進出は検討されてるんですか?」とかそんなんです。未来のビジョンをしっかり持ってる! 風に見えるのでとっても好印象です。

 

 

 

で、なんでこんな話を書いたかというと、人手不足で人入れたいのに、熱意・人柄重視の幹部のせいで、まあまあのスキルの人が来ても「やる気が感じられない」とかで役員面接とかで落とされてしまうので、幹部納得のいく面接スキルを磨いて、ぜひ当社に来て欲しいって話です。